ADHD日記

女のADHDだと思われる人の日記です

「コンビニ人間」を読んで思ったこと

今年小説系を全く読んでおらず

なんとなく気になった本をいくつかピックアップ

人気がある作品だったので年末で一気に読もうと

前評判を全く気にせず読むことに

表紙の右上に魔貫光殺砲が見えるのが気になる

 

あと本の薄さ 薄い割に高い

 

ネタバレあり

 

あらすじ

 

主人公が自閉症なのかアスペなのかわからないけど

かなり変わった人間

変わっていると社会から排除されてしまうため

逸脱しないように生きている 振る舞っている

でも、根本的に人としておかしいので妹や親に心配され、

後半で勤務先でも遠巻きにされていたことに気がつく

 

逸脱しないように一応・生きているけど

最終的にハッと気がついて

私にはコンビニしかない!と悟る

 

トゥルーエンド・・・

 

まずはじめに思ったこと

 

コンビニでしか働いたことができないし、働けない主人公

18年間同じコンビニで働いているのにバイトリーダーになってない時点で

「なにか問題がある人なんだな」ということを察する

 

自分の人生だけど他人の人生を見ているような気分で生きている

 

私もちょっと前まで似てた自分が希薄で生きている感じが少なかった

ここ数年でやっと気がついた感じだけど アラフォーになって気がつくもの

かなりキツい

私自身、この主人公と近しい物は一部ある

 

が、主人公は他者との共感力など足りないものが多すぎる

特に女だと共感力がなくては生きていけない

村社会では 縄文時代における女社会な?

 

ADHDのわたしは共感はできる 空気も読めるからそーいうのは違う

しかし、私の知り合いのアスペ女子は

だいたい有能で、彼氏とか男は絶対居て

なんか違うから身近に居ないタイプ

 

キモい男白羽

こーいう男いるよ…… ふだん電車内とかでしか遭遇しないけど

見下されてるから周りを見下す男

 

どっちかというとこちらの男のほうがたくさんいるから

共感を得られると思うんだが

世の中不思議

 

結局こいつとくっつくのか? でもハッピーエンドにならないよねと

残りのページの少なさにハラハラしながら先を読んだ

 

結局ラストは

 

お話が1/3進んだところで出てくる登場人物がいる

コンビニでお客に勝手に注意して回っている無関係者の中年男性

 

ラスト主人公は同じことをしてしまう

 

コンビニを辞めたあと、違うコンビニで就労契約も交わしていないのに

勝手に働き始めてしまう……(責任者不在)

 

中年がいなくなると「異物は排除される」と主人公が思っていたのに

自分が異物に成りあがってしまった

コンビニ人間(魔人)誕生の瞬間

 

読了して

この作品をわたしはホラーだなと感じた

 

コンビニ人間・ぼっけえきょうてー

というタイトルにしたらしっくりくる

タイトルも漫画の「食糧人類」を連想させる

 

しかし、amazonでは主人公に共感の嵐!!!!

びっくりした

 

 

この世の中生きづらいけど、この主人公には共感できないから

私は凡人だなと 思うことで終えることにしました

 

 

 

 

 

 

 

 

親子(息子)でコンビニやってるところの

嫁・労働力・子孫繁栄用と考えたら女神みたいな設定だと思いました

子供は産んでも育てないけど